6/22『初夏の食材とブレンドスパイス研究会』レポート!
6月22日に開催しました、朝岡スパイス×三条スパイス研究所コラボ『初夏の食材とブレンドスパイス研究会』は当日9名のお客様と一緒に「スパイス」について深く学ぶ刺激の多い時間となりました!
この日は、ちょうどスパイス研究所の前で定期市『二・七の市』も行われていたこともあり、
ゲストの朝岡スパイス スパイスマイスター 松岡さんとスパ研オーナー 熊倉は会場に到着次第さっそく朝市巡りに出発!
店先は朝の挨拶が飛び交う活気とともに、三条産の初夏の食材が並びます。
さぁ、『初夏の食材とブレンドスパイス研究会』、参加者の皆さんと和気藹々とした雰囲気の中で研究スタート!
スパイスを日常的に扱う私たちもこの日は新しい気づきが多い1日になりました。
まず、最初に松岡さんが話し始めたのは「スパイス」は「植物」だということ。
私たちが日常的に目にする「スパイス」は、植物の実・種・花・葉・根・樹皮・つぼみといった部分をそれぞれ乾燥させたもの。
松岡さんがインドに行かれた際に撮影した、ブラックペッパーやターメリックが現地で収穫される様子(木に実ったペッパーは青々として日本では見たことない風景!)の秘蔵映像も見ながら、あらためてスパイスは大地から生み出されるものなのだと実感。
そして、朝岡スパイスのカルダモンを例に体験していきます!
まずは「香り」。
“スパイスの女王”とも呼ばれるカルダモン、その爽やかな香りは乾燥した「実」からも広がりますが、
「皆さんそのまま実を割ってみてください」と松岡さん。
カルダモンは知っているけど、、、「実を割る?」
といった雰囲気でさやを割ると、中から黒い種が!
少しかじってみると、舌先からピリピリと鼻から抜ける清涼感!すごい!
インドをはじめとする中南米の国では、口臭を予防する効果のために現在でも食後にカルダモンの種を噛む習慣が残っている地域もあるとのこと。
料理以外にこんな使い方があるとは、、、日本では無いスタイルで面白い!
「スパイス」レクチャーのあとは、朝岡スパイスオリジナルブレンド体験!
今回みなさんに体験していただいたブレンドは2種類。
・フランスプロバンス地方のミックスハーブ「エルブ・ド・プロバンス」
・イタリアンにぴったりのミックスハーブ「イタリアンハーブミックス」
まずは、香りの変化について。
刺激をあたえることで変化する、フレッシュな香り体験をしてもらうため、
タイムを指で擦り合わせてもらうと、、、その香りの違いに驚くばかり!
スパイスは使い方・組み合わせ方・タイミングで香りや風味が大きくが変わるのも魅力の1つ!
その面白さを五感で感じてもらい、興味をもってもらえたらスパイスの世界がぐっと身近になるはず。
そして、ブレンド体験で作った2種類のブレンドスパイスは、本日のランチに加えて一緒に楽しみます!
地場産のトマトのチャツネにゴーヤのスパイスおかず、厚切りのカツオにはその場でタイムを擦り潰しながら最高のマッチング体験。
スパイスって面白い。
にほんの暮らしにスパイスを。
今回の研究はこれにて終了です。
私たちスタッフにとっても貴重な経験。
スパイスという名の新たな刺激と調合の時となりました。
『初夏の食材とブレンドスパイス研究会』に参加してくださった皆さまありがとうございました。