今年のターメリック収穫を終えて
11月5日(日)、今年の三条産ターメリックの収穫が無事終了しました。
参加者と共に春ウコン・秋ウコン約120株の掘り起こし・根切り・洗浄までを行い、秋晴れの暖かさに思わず上着を脱いでしまうほど。
この澄んだ青空は冬の新潟では貴重な晴れ間。とても気持ちの良い収穫日となりました。
参加者の中にはご近所の方やスパイス好きの方、そしてスパ研のターメリック栽培の取り組みを聞きつけて参加してくださった農家さんや農業に従事する地域おこし協力隊の参加もちらほら。
それは活動がスタートした昨年と比べると、大きな変化。
皆さんへ向けてゆっくりと確実に、地場産ターメリックを通した栽培の継承と暮らしに寄り添ったスパイスとの付き合い方が築き上げられています。
今年のターメリックは日照時間の少なさや長雨の影響で、背丈が昨年の半分ほど。
ターメリック自体の大きさも昨年の2/3程度と、影響はうけたもののそれも自然栽培する上での勉強です。
天候との付き合い方やその土地の感触を、いつも優しく見守ってくれるウコンの神様 山崎さん、栽培サポートの草野さんに感謝です。
スパ研の岩田シェフはいそいそとまだ土が付いたままの春ウコンと秋ウコンを抱え、今年初出しのウコンを使った「フレッシュターメリックカレー」を楽しそうに仕込みに行きました。
いいなぁ、掘り起こして5秒でキッチンに届けられるこのライブ感に毎回ワクワクしてしまう!
スパイス業界ではまだまだ生のターメリックの調理工程は未開拓。
私たちは昨年一年間通して調理法や加工などを研究・調査して、生ウコンを擦りおろしと刻みで使うことでこの香りも風味もそのまま楽しめる、希少な地場産フレッシュターメリックカレーを皆さんへ提供できるようになりました。
この時期だけの貴重な香りと生ウコンが楽しめる「フレッシュターメリックカレー」、ぜひスパ研でお楽しみください。
収穫したターメリックは、加工へ回すもの、また来年の芽出し用へと保管するものとまだまだ作業は続きます。
とりあえず今年の畑作業はここまで。
また来年5月の新緑の時期に皆さんと苗植えできる日を楽しみにしております!