三条別院春彼岸会にて精進カレー「釈迦礼弁当 sha curry lunch box」を提供させていただきました。

三条スパイス研究所からもほど近い浄土真宗 大谷派 三条別院にて、3月22〜24日の間行われた三条別院春彼岸会のお斎として「釈迦礼弁当」を提供させていただきました。

真宗大谷派三条別院は、新潟県内中越・下越・佐渡地域を含めた三条教区約450寺の中心として運営を担う他、京都にあります本山・東本願寺の別院でもあります。

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三条別院春彼岸会へは三条市の地域の方々や教区の皆さま、新潟県内や遠くは滋賀県から来られていたとのこと!

今回、三条スパイス研究所では初の試み“精進料理×スパイス”について、様々な分野から紐解いていきました。そして完成したのが、全てのおかずにスパイスを使用した「釈迦礼弁当」。

それは、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の思想から始まり、ここ越後での軌跡、インドから中国を経て日本に伝わった仏教やスパイスとの関係にまで。
この箱の中に私たちは何を込めていこうか。

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ここで少しだけ、お弁当に込めたお話を皆さんにもご紹介。

まずは、春の生命力に溢れる季節の食材。
親鸞聖人が越後に流罪になった際、雪解けを待ちながら考える事により信心が鍛えられたという話を元に「雪解けのもの=信心の象徴」として早春の食材を使い春の気配を折り込みました。
蕗の薹、うるい、菜花、雪下人参など冬の寒さに耐え生命力あふれる食材の豊かな色彩と力を食から取り込むことで、自然の力を取り入れ健康的に暮らすというアーユルヴェーダの考え方にもつながります。

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そして、インドから仏教とともに伝来したスパイスとの関係。
スパイスは古く古事記にも漢方として記載され、江戸時代には庶民の間でも鬱金(ターメリック)が広がりたくわんの色付けにも使用されていたそう。

「釈迦礼弁当」内のスパイス精進おかずには、季節の食材を引き立てるスパイスを絶妙な配合で使用しています。
お釈迦様の白毫(びゃくごう)になぞらえた鬱金胡麻豆腐には三条産の春鬱金、さつまいもレモン煮には同じく三条産の秋鬱金、大豆唐揚げにはオリジナルガラムマサラと塩麹に柔らかな梅酢など。。。

「にほんの暮らしにスパイスを」という想いを今回精進料理という形でお伝えできるのか、キッチンスタッフは様々な手法を学び・研究しこの1つの器に込めました。

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お品書きと使用スパイスが書かれた帯。
まるで古い教えを紐解くような雰囲気。

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待っている間もテーブルに置かれたメニューを読み説きながら、皆さんの期待感が募ります。

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三条別院春彼岸会 お斎
「釈迦礼弁当 sha curry lunch box」メニュー

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・釈迦カレー(蕗の薹カレー車麩入り)

・茗荷の炊き込み御飯

・鬱金胡麻豆腐

・菜花のおひたし

・雪下人参あえもの

・春キャベツマリネ

・焼き新ジャガ

・茄子とおからのスパイスペースト

・蕨餅

・八珍柿

・さつまいもレモン煮

・大豆唐揚げ 木綿豆腐と塩麹のタルタル

*****

 

そして、皆さんで「食事のことば」を交わされた後はいよいよお弁当の蓋をあける瞬間。
目に飛び込む春の彩りと今まで見たことのないスパイス料理に「わぁ!」と声が上がるほど感激していただいたき、スタッフ一同緊張がとけ思わず笑顔になってしまうほど。

日本独自の生活様式にスパイスを織り込んだ「釈迦礼弁当」は、春彼岸会に来られた檀家の皆さんから

「これは何ていうスパイスなの?」

「全部のおかずにスパイスが使われているなんて信じられない!概念が変わったわ!」

などたくさんの声をかけていただき、またスタッフは新たな学びの場を経験することができました。

今回お声がけいただきました、三条教区の皆さまこのような貴重な機会をいただきありがとうございました!

 

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